こんなことを言うのもなんだが、

こんなことを言うのもなんだが、

うちの子は私自身が5歳だった頃より、遅れている。

 

私は年長の時は、足し算引き算掛け算割り算できたし、漢字ももっと読めた。

幼稚園の図書室にある絵本は幼稚すぎると思っていた。

学年誌は、「小学一年生」でも物足りなくて、「小学二年生」や「小学三年生」を読んでいた。

逆上がりも縄跳びもできた。

 

うちの子は今、一桁の足し算もあやういし、

絵本は好きだが少し厚い児童書には見向きもしないし、

普通に幼児雑誌を読みたがる。

逆上がりはできない。

縄跳びは、やったこともないと思う。

 

私が進んでいたのは、親による先取り英才教育のせいかもしれないし、そうでないかもしれない。

姉は、私と同じように公文や図書館に通ったが、そんなに伸びなかった。

学年相当くらいだったと思う。

 

親の与えた環境と、私自身のなにかが、カチリとハマってしまったのかもしれない。

 

 

ああこの子は私に比べて遅れていると思うたびに、なにかが胸の奥がジリジリする。

一方でこれでいいのだとも思う。

うちの子は、毎日楽しそうだ。

 

のびしろいっぱいまで伸ばすことが育児・教育・学習の目標と思っていたこともあった。

 

でも、頑張りすぎた結果(そのほかの要因もあってだが)鬱病になり苦しんでいる身からすると、努力も鬱病のリスク要因にしか思えない。