娘(5歳)をかわいいと思う。
夫に似ているところは本当に愛おしい。
私に似ているところは、「あちゃー、ここが似ちゃったか」と思うこともあるけれど、基本的には嬉しい。
娘独自の気質も、興味深く面白い。
学校にうまく適応できそうな、賢い子という感じがする。
でも、子育てが楽というわけではない。
子どもの相手が辛いから鬱になり、鬱だから子どもの相手が辛いというように、どちらも原因で結果である悪のスパイラルにはまっている。
娘は、私にはもったいない子だ。
ふと「死にたい」と言い出すような親で申し訳ない。
もっと小さい頃は、責任感で育てていた。
「愛情がないと気付かれてはいけない」
「愛情はともかく、安心感を感じられるように育てよう」
というのが育児の目標だった。
うつ病と共にする育児。
親が死にたいとか言って、安心感も何もないものだ。
でも本当に、産んで良かったと思う。
私はうつ病だが、子どもの相手をしていると気が紛れるという面も確かにある。
子どもは、生まれて良かったと思ってくれるだろうか。
私は、正直、自分が生まれて良かったとは思えない。
そう思っていたときもあるかもしれないけど、覚えていない。
心と体をだましだまし、なんとか時間をやり過ごす人生だ。
幸せを感じるアンテナがうまく作動しない、ハードな人生だ。
娘には幸せになってほしい。
うつ病にならずに、ちゃんと幸せを感じられる人生を送ってほしい。
もう、娘の前で、死にたいとか言わないようにしよう。